日々是好日

今日はどんな日 行政書士ユウコの徒然メモ

最後の女の存在

今年8月に新型コロナウィルスによる肺炎で亡くなった千葉真一さんの「長女と最後の女の遺骨バトル」というショッキングなタイトルの記事を友人が教えてくれました。私は関係者ではないので実際のところはどうなのかわかりませんが、記事の内容を見る限り、遺言書が残されていればバトルを最小限に抑えられたことでしょう。

記事からは離れますが、私も参加させていただいている市の行政書士相談会の中では「遺言・相続」のご相談が圧倒的に多く、割合で言うと約85%が「遺言・相続」だといっても過言ではありません。ご相談者は下記①、②、③であり、①と②がほぼ同数で最も多くなっています。④、⑤、⑥のご相談者にはまだお会いしていません。
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①女性ひとり
②夫婦
③母と息子
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④男性ひとり
⑤母と娘
⑥父と(息子or娘)
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④男性ひとり の参加が難しいのは相談会が平日であるためかもしれませんし、私のご相談対応の件数がまだ少ないため、たまたまお会いしてないだけかもしれませんが、男性よりも女性のほうが物事を現実的に捉えて周囲に相談をしたりと行動に移している印象があります。②,③のケースでは、特に女性の積極的な姿勢が目立っています。その背景として、日本人の平均寿命が女性が87.74歳、男性が81.64歳(2020年厚生労働省の集計)と女性が長生きであり、男性が年上の夫婦が多いなか夫婦の場合は手続きに困るのは女性が多いからということもあるかもしれません。

男性が「自分が死んだ後のことなんて知~らない」と思ってらっしゃるとは思いませんが、自分の死後に家族がどんなことで揉めるのか想像に及ばない方が多いのではないかとも思っています。もちろん、男性が先とも限りませんし、必ずしも年齢順ではありませんので、男女問わず、特に遺言書が必要なケースに該当する方はご自身の死後について一度考えてみてほしいと思いました。

遺言の作成を考えたほうが良い方について更新しましたので、ぜひ覗いてみてください。

複数の家族の存在、最後の女(男)の存在のある方は、死後に家族が揉めないようにしていただきたいものです。

まずは下書きしてみようかなと思われたかたは、遺言書キットを求められるといいと思います。購入される際は2020年(令和2年)の民法改正が反映されたものを選んでください。

2021.10.10