日々是好日

今日はどんな日 徒然メモ

その「違和感」は、立ち止まるサイン

突然、家族の病気や介護が始まる。

ある日を境に、医療や介護に直面し、これからの生活を考えなければならなくなる。

多くの人にとって、初めての経験ではないでしょうか。

私自身も、突然その立場になりました。

家族の病状が刻々と変わるなか、「どうしたらいいのか」と考え、病院や専門職の方に相談しながら進んでいくことになります。

けれど、仕事をしながらの生活は、連絡する時間を持てないまま、次の日を迎えることもあります。

そんな中で、ある専門職の方からの説明に「あれ?」と思うことがありました。

その専門職への信頼に、ひびが入るような「違和感」でした。

一度、立ち止まって、別の角度から考えてみる。

もちろん、時間のない中で「立ち止まる」ことが簡単ではないことは、私自身も実感しています。

それでも、できる範囲で、

・提案する人がどのような立場なのか
・その人はどこに所属しているのか
・ほかの選択肢についても説明してくれたか

を考えてみることは大切だと思います。

私自身、この出来事について、とっさに検索してみました。

すると、厚生労働省から資料が出されるほどの社会的な課題になっていることも知りました。

そこで初めて、「違和感」の正体が見えてきました。

そして、これまで気づかなかった別の選択肢にも気づくことができました。

もちろん、誰かの経験が、そのまま自分のケースに当てはまるわけではありません。

それでも、情報を集めることで、今まで見えていなかった選択肢に気づくことがあります。

そして、第三者に相談してみる。

家族の介護を経験した友人や仕事関係の先輩方に時間をつくってもらい、今回の出来事について話を聞いてもらいました。

また、行政機関の相談窓口にも「こう説明されたのですが、どういうことなのでしょうか」と、聞いてみました。

大切なのは、誰かを疑うことではなく、自分と家族が納得して選択すること。

家族の病気や介護は、時間も気力も限られる中で、次々と判断を迫られます。

だからこそ、

「あれ?」

と思ったら、一度立ち止まることを、これからの人生でも忘れないようにしたい。

正直なところ、私は、できれば立ち止まりたくありません。

「そんな時間があるなら、今やるべきことを進めたい」

そう思ってしまいます。

それでも、ほんの少し立ち止まって調べたり、第三者に相談することで、見えていなかった選択肢に気づくことがありました。

その小さな立ち止まりが、家族にとって大切な選択につながることがあります。

私自身も、専門資格を持って仕事をする立場だからこそ、今回の経験を、自分自身の仕事に置き換えて考える機会にしたいと思っています。

2026.9.27

「ひとりで薬を飲めますか?」そのひと言の中にあるもの

「ひとりで薬を飲むことができますか?」

自分が健康なときには、つい簡単に考えてしまいます。

でも、病気の方や高齢者の視点に立って考えてみると、実は「ひとりで薬を飲む」ということの中には、たくさんの「難しいこと・しんどいこと」が含まれていました。分解して考えてみます。

① 薬について理解・判断する

  • 自分が飲むべき薬を把握する
  • 薬の名前や種類を覚える
  • 何のための薬なのかを理解する
  • 薬が増えたり、種類が変わったりしたときに対応する
  • わからないことがあれば、医師に質問する

② 飲み方を理解する

  • いつ飲むのかを把握する
  • 朝・昼・晩など、飲む時間を理解する
  • 食前・食後・食間、就寝前など、飲むタイミングを理解する
  • 1回に何錠飲むのかを把握する

③ 薬を受け取る

  • 診察を受ける
  • 処方箋を受け取る
  • 院内・院外の薬局に行く💦
  • 受付を済ませる💦
  • 薬剤師の説明を聞く
  • 薬を受け取る
  • 支払いをする

病院で診察を受けた後、さらに薬局へ移動し、マイナンバーカードと処方箋を出して手続きをします。待ち時間があるとさらにしんどいですね💦
薬局が変わると、同じ成分の薬でもメーカーが変わることがあり、薬の色や形が変わることがあります💦

④ 自宅で薬を管理する

  • 薬を保管する
  • 飲むべき薬を間違えずに選ぶ
  • 飲み忘れがないようにする
  • 飲んだかどうかを把握する
  • 薬がなくなってきたことに気づく

⑤ 薬を取り出して飲む

  • 薬のシートや袋を開ける(指先の感覚や力が必要)
  • 必要な錠数を取り出す
  • 水を用意する💦
  • 薬を口に入れて飲む
  • 薬を落としてしまったときに、探して拾う💦

⑥ 自分の状態を確認する

  • 薬を飲んだ後、体調に変化がないか確認する
  • いつもと違う症状がないか気づく
  • 気になることがあれば、医師に伝える

こうして分解してみると、「薬を飲む」という一つの行動の中に、たくさんのことが含まれています。

理解すること。
判断すること。
記憶すること。
人とコミュニケーションをとること。
病院や薬局へ出向くこと。
薬を管理すること。
手先を動かすこと。
そして、自分の状態を確認すること。

 

「ひとりで薬を飲むことができますか?」

この一言の中には、病気の方や高齢者にとって、これほど多くの「難しいこと・しんどいこと」が含まれていることに気づきました。

2026.9.7

あかるい終活

先日、本屋さんでNHKテキスト「明日から使えるあかるい終活」を見つけました。

タイトルに惹かれて手に取ったのですが、内容がとてもわかりやすく、興味深いものでした。

業務の中で、相続や遺言、死後の手続きについてのご相談を受けることがあります。
「遺言書を作ったほうがいいのか」
「遺言書の書き方がわからない」

「終活」や「遺言書」、「相続」と聞くと、どうしても人生を終える「そのとき」のための準備というイメージがあります。

でも、実際には、自分が大切にしていることを確認したり、今の生活を整理したり、家族とこれからについて話したりすることも、終活の一つなのだと思います。

まだ先のことと思っていても、人生の終わりがいつ訪れるかは、年齢に関わらず誰にもわかりません。

このNHKテキストでは、人生を安心して生きていくために、日々の生活の中でどんなことに気をつけていけばよいのかが、わかりやすく書かれています。

そして、万一のことがあったときに、あとに残された人が困らないためにはどうすればよいのか。そうした視点から、終活について考えることができます。

「もっと早い段階で家族と話しておけばよかった」とならないためにも、日頃から少しずつ準備しておくことは大切だと感じています。

「明日から使えるあかるい終活」は、「終活」を人生や生活の中の一つとして捉え、これからを考えるきっかけになる一冊だと思いました。

2026.8.26

新聞が教えてくれた、女性の私が知らない男性トイレの世界

休憩の時間に、私はよく図書館に行って新聞を読みます。

図書館で新聞を読む楽しみの一つは、複数社の新聞を読み比べること。同じ出来事でも、見出しの付け方、数字の表し方など、新聞社によって表現の仕方が異なります。

業務上関係する話題の動向を知ることはもちろんですが、同じテーマをどのように伝えているのか、その違いを見比べることも、私にとって小さな楽しみになっています。

もう一つ、必ず目を通すのが「読者の声」のコーナーです。

年齢や職業などが異なる人たちが、自分の経験や考えを短い文章の中に込めています。実は私自身も、以前ある新聞社に投稿したことがあり、採用された経験があります。(どや顔)

先日、ある新聞の投稿コーナーで「男性のトイレ事情(小用)」をテーマに取り上げていました。

若い世代から高齢世代まで、それぞれの立場から寄せられた意見は、女性である私には普段知ることのできない世界です。

内容は、尿が飛び散ることによる掃除の悩み(掃除をする側、掃除をしてもらう側)、プライバシーの問題、そして年齢を重ねることで、立った姿勢を維持しながら用を足すことが難しくなる身体的な変化など、さまざまでした。

想像ですが、男性用の小便器を設置しているご家庭はごく少数ではないでしょうか。多くの男の子は、自宅で個室のトイレで用を足して育ちます。

それが小学校をはじめとする公共の場では、個室ではない小用の便器を使うことになります。周囲から見える場所で用を足すことに、抵抗や緊張を感じる子どもがいることは不思議ではありません。

また、隣との仕切りの位置や高さによっては、隣で用を足す人、近くにいる人や清掃を担当する人から身体的なプライバシーが十分に守られていないことも、今回知りました。思春期の子どもにとっては、からかいやいじめにつながる不安を感じる場面になる可能性もあるでしょう。

さらに、学校現場からの投稿も印象に残りました。

男子学生が用を足している様子が廊下から見えてしまうことについて、男子学生からは「見られたくない」、女子学生側からは「見たくなくても見えてしまう」という声が寄せられることがある、という内容でした。

トイレは誰もが毎日利用する場所です。しかし、当たり前に存在しているものだからこそ、そこにある不便さや困りごとは見過ごされがちなのかもしれません。

新聞の読者投稿は、自分とは異なる立場の人や、自分が知らない分野の人の経験や思いを知るきっかけになります。

さて、そろそろ休憩時間も終わり。業務に戻ります。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2026.8.4

在留カードの有効期限だけでは不十分?企業が確認すべき外国人雇用のポイント

「在留カードの有効期限が切れていなければ働ける」
「在留カードの有効期限が切れていなければ雇用してもよい」

そのように考えている方は、少なくありません。

しかし、確認しなければならないのは、在留カードの有効期限だけではありません。
重要なのが、「在留資格」です。

在留資格とは、外国人が日本で行うことができる活動の範囲を定めたものです。外国人が持っている在留資格によって、認められている活動の内容は異なります。

そのため、「日本に住んでいて在留カードを持っているから働ける」と判断することはできません。

たとえば、在留資格によっては、そもそも就労が認められていない場合があります。また、就労が認められている在留資格であっても、認められている活動の範囲を超えて働くことはできません。

企業が、本来働くことができない外国人や、認められた範囲を超えて働く外国人を雇用すると、企業側も責任を問われる可能性があります。
このような行為は、入管法上の「不法就労助長罪」に該当する可能性があります。

現在、不法就労助長罪の罰則は、「3年以下の拘禁刑・300万円以下の罰金」とされています。また、令和9年(2027年)4月以降は、「5年以下の拘禁刑・500万円以下の罰金」に引き上げられる予定です。参考資料はこちら→外国人の適正な雇用にご協力ください(出入国在留管理庁)

例えば、次のようなケースが該当する可能性があります。

  • 在留期間が満了しているにもかかわらず、更新せずに就労させた。
  • 在留資格で認められていない業務に従事させた。
  • 資格外活動許可を受けていない留学生をアルバイトとして就労させた。
    ※留学生がアルバイトをする場合は、事前に働くことを認める許可(資格外活動許可)を受ける必要があります。
  • 留学生を、資格外活動として認められている時間(原則週28時間、学校の長期休業期間中は1日8時間以内)を超えて就労させた。
  • 「短期滞在」の在留資格の外国人を就労させた。
  • その外国人が働くことができないことを知りながら、仕事を紹介したり、雇用したりした。

「人手が足りないから」「紹介された人だから」とSNSや、いわゆるブローカーを通じて紹介された外国人を採用する場合は、特に注意が必要です。

外国人雇用では、外国人が持っている在留資格で、その仕事ができるのかを確認することが重要です。また、採用後も在留期間の更新や業務内容の確認など、継続的な管理が必要です。

自社だけで判断が難しい場合は、採用前にご相談ください。

2026.8.2

「移民賛成派でしょ?」と言われて考えたこと

先日、「移民賛成派でしょ?」と言われました。

その一言をきっかけに、自分の仕事の軸について改めて考えました。

外国人雇用に関する仕事をしているため、そうした印象を持たれたのかもしれません。

私は、外国人を雇用すること自体を勧めたいのではありません。私自身、海外で働いた経験があり、文化や生活面で勤務先の同僚たちに助けてもらったことがあります。だからこそ、外国人を雇用するのであれば、雇用主にはルールを守ることはもちろん、責任をもって雇用してほしいと考えています。

「移民」という言葉自体、人によって受け止め方や定義が異なります。

日々の業務で向き合っているのは、「外国人を受け入れるべきか」という政策論ではありません。「外国人を雇用している事業者」と「日本で働いている外国人の方」です。

雇用するのであれば、法令を遵守し、一人ひとりのキャリアやライフプランにも目を向けながら、安心して働ける職場づくりを進めることが大切です。これは外国人に限ったことではなく、日本人であっても外国人であっても同じです。

その積み重ねが、人材の定着につながり、結果として企業の持続的な成長にもつながると考えています。

外国人雇用は、「人手不足だから雇う」という短期的な視点だけではうまくいきません。
また、「外国人だから安く雇用できる」と考えられることがありますが、最低賃金法をはじめとする労働関係法令や、年金・社会保険は外国人にも原則として適用されます。加入要件を満たしているにもかかわらず、外国人であることを理由に社会保険へ加入させなかったり、賃金を低く設定したりすることは認められていません。

実際には、在留資格に関する手続きや生活支援、コミュニケーションへの配慮なども必要となるため、採用から定着までを考えると、企業には相応の時間や費用、労力が求められます。

「移民賛成派でしょ?」

そんな何気ない一言をきっかけに、私自身が仕事を通じて何を大切にしたいのかを、改めて見つめ直すことができました。

2026.7.8

企業の外国人雇用を支える ~在留手続きのその先にあるもの~

外国人の方を雇用するためには、適正な在留手続きを行うことが重要な業務の一つです。

しかし、外国人の方が日本で安心して働き続けるためには、在留資格の手続きだけでは十分ではありません。

母国とは異なる環境で生活する中で感じる不安を取り除き、安心して働ける環境を整えることも、企業様にとって大切な取り組みの一つだと考えています。

私は、ご契約いただいている企業様とともに、関係する外国人の方の病院や役所への付き添い、時には空港送迎など、生活面でのサポートを行っています。

こうした支援を行う理由には、私自身の海外勤務の経験があります。

当時、私は現地の就業先企業の方々にさまざまなサポートをしていただきました。言葉や文化が異なる環境で助けてもらえたことで、安心して業務に集中できたことは今でも強く印象に残っています。

先日はご契約いただいている企業様の従業員ご家族の病院受診に付き添いをしました。その日はお子さんも一緒でした。

待ち時間に話をしていると、「漢字が苦手だから、もっと勉強したい」と話してくれました。そこでいくつか漢字クイズを出してみました。

すると、彼女の住んでいる住所に含まれる漢字の話になりました。

「昔、このあたりは○○○だったから、この漢字が使われているんだよ。」

そう説明すると、彼女は目を輝かせながら、

「えっ?そうなの!?」

と驚いた様子でした。

漢字をただ覚えるのは大変ですが、地名の由来や思い出と結び付くと記憶に残りやすいものです。これは日本人でも同じですね。

小さなきっかけでしたが、こうした発見や人との関わりの積み重ねが、彼女の日本での生活の支えになればと思います。
そして、これから日本や母国、そして世界で活躍する人になってくれたら嬉しいです。

 

外国人雇用は、採用や在留資格の手続きがゴールではありません。

生活面の相談や日本でのルールの理解、日々のコミュニケーションなどを通じて、安心して働き続けられる環境を整えることが、企業にとっても人材の定着や活躍につながります。

2026.6.25

短期滞在の外国人にも生活オリエンテーションを ― 受入れ側も安心 ―

外国人の受入れに関する話題では、外国人労働者への支援が注目されがちです。しかし、短期滞在で来日する方に対しても、日本での生活ルールやマナーを伝えることは重要です。

日本には、周囲の人への配慮を大切にする文化があります。

「他人に迷惑をかけないようにする」という考え方は、多くの日本人が子どもの頃から学んできた価値観の一つです。

そのため、日本では、公共の場所で大声で話さないことや、深夜・早朝に大きな音を出さないこと、ごみのルールを守ることなど、周囲の人が気持ちよく過ごせるよう配慮する行動が期待されています。ただし、こうした考え方は日本では当たり前であっても、他の国では必ずしも共通ではありません。

例えば、日本では自宅であっても、深夜や早朝に大きな音を出すと近隣への迷惑と受け取られます。

出入国在留管理庁では、日本で生活する外国人向けに生活オリエンテーション動画を公開しており、生活上のマナーや仕事、税金など、日本で暮らすうえで必要となる基本的な情報が19言語で紹介されています。

生活オリエンテーション動画はこちら → 生活オリエンテーション動画|出入国在留管理庁

どのテーマも重要ですが、短期滞在で来日する方には、特に「3.生活ルール(暮らし編)」と「4.生活ルール(公共施設編)」をご覧いただくことをおすすめします。

これらの動画で、日本で生活するうえでの基本的なルールやマナーをすぐに知ることができます。外国人の方が日本について「知らなかったために周囲に迷惑をかけてしまった」という事態を防ぐことができます。

また、受入れ側にとっても、事前に基本的なルールやマナーを共有することで、双方が困った思いをすることを防ぐことができます。

日本のルールやマナーを理解し、外国人の方と受入れ側の双方が安心して過ごせる環境をつくるためにも、生活オリエンテーションを積極的に活用していただければと思います。

2026.6.14

学ぶ立場だからこそ見えること

さまざまな事情が重なり、しばらく中国語学習サークルに参加できずにいました。

最後に参加した日からテキストもノートも開かないまま過ごしてしまいましたが、昨日は久しぶりに参加することができました。そして改めて、言葉を学ぶことは、その国の文化や人々の考え方を知ることでもあると感じました。

語学を身につけるためには、文法や語彙を覚えるだけでは十分ではありません。その国の文化や価値観、人々の考え方を理解してこそ、言葉は本当の意味で使えるようになるのだと思います。

私自身、中国と韓国で生活した経験があります。数か月前、韓国からのお客様の通訳として業務に携わることがあり、その際に改めて語学の奥深さを実感しました。

外国語を学んでいると、日本で生活し働く外国人の皆さんの努力に頭が下がります。異なる文化や習慣の中で生活し、働きながら日本語を学び、それを仕事や日常生活に生かしている姿は本当に素晴らしいものです。

近年は、在留資格によって一定の日本語能力が求められる場面も増えています。制度上の要件についてはさまざまな考え方がありますが、日本で生活し、働いていくためには、日本語だけでなく、日本のルールや社会の仕組み、人々の考え方を理解しようとする姿勢も大切だと感じています。

だからこそ私は、外国人雇用に関する制度を遵守しながら、従業員とともに成長しようとする企業の皆さまと、日本を理解しようと努力する外国人の皆さんを応援したいという思いで日々の業務に取り組んでいます。

久しぶりの中国語学習サークルへの参加は、自分自身もまた学び続ける一人であることを思い出させてくれる時間となりました。

これからも学ぶ姿勢を忘れず、ご依頼者の皆さまのお力になれるよう努めてまいります。

2026.6.7

外国人スタッフの皆さま向け衛生管理研修|飲食店での実務事例

お取引先で働く外国人スタッフの皆さまを対象に、日本生活オリエンテーションやビジネス日本語レッスンを継続して行っています。

昨日は、ある飲食店のスタッフ皆さまを対象に、衛生管理に関するレッスンを実施しました。衛生管理については、今回で3回目です。

経営者様からは、「衛生管理は非常に重要なため、一度きりではなく、繰り返し定期的に実施したい」とのご要望をいただいています。日々の経営に加え、従業員の教育や成長にも力を入れていらっしゃり、従業員の皆さまはもちろん、そのご家族のことまで大切に考えていらっしゃることが印象的です。

また、従業員の皆さまもその思いを十分に理解されており、学習意欲が非常に高いことに加え、お店やお客様を大切にされている姿勢がうかがえます。

第1回では、食中毒に関する基礎知識として、原因や予防方法、細菌とウイルスの特徴について学習しました。

第2回では、細菌とウイルスの違いを確認するとともに、自分の職場で気をつけていることや、今後さらに意識したいことについて、日本語で意見交換を行いました。

第3回となる今回は、梅雨時期を迎え食中毒のリスクが高まることから、厚生労働省や農林水産省の資料を活用し、日本ではどの時期にどのような要因で食中毒が発生しているのかを確認しました。また、身近な食中毒事例を題材に、食中毒が発生した場合の影響や日頃の衛生管理の重要性について改めて学び、対策について日本語で発表していただきました。

知識を学ぶだけでなく、自分の職場に置き換えて考え、日本語で意見を交わす有意義な時間となりました。同時に、衛生管理に関する日本人の習慣や考え方に触れていただく機会にもなったと思います。

私たち誰もが、安心しておいしい食事を楽しみたいですね。こうした取り組みが、働く皆さまとお店のより良い環境づくりにつながれば幸いです。
ご紹介したお店が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

2026.6.5