突然、家族の病気や介護が始まる。
ある日を境に、医療や介護に直面し、これからの生活を考えなければならなくなる。
多くの人にとって、初めての経験ではないでしょうか。
私自身も、突然その立場になりました。
家族の病状が刻々と変わるなか、「どうしたらいいのか」と考え、病院や専門職の方に相談しながら進んでいくことになります。
けれど、仕事をしながらの生活は、連絡する時間を持てないまま、次の日を迎えることもあります。
そんな中で、ある専門職の方からの説明に「あれ?」と思うことがありました。
その専門職への信頼に、ひびが入るような「違和感」でした。
一度、立ち止まって、別の角度から考えてみる。
もちろん、時間のない中で「立ち止まる」ことが簡単ではないことは、私自身も実感しています。
それでも、できる範囲で、
・提案する人がどのような立場なのか
・その人はどこに所属しているのか
・ほかの選択肢についても説明してくれたか
を考えてみることは大切だと思います。
私自身、この出来事について、とっさに検索してみました。
すると、厚生労働省から資料が出されるほどの社会的な課題になっていることも知りました。
そこで初めて、「違和感」の正体が見えてきました。
そして、これまで気づかなかった別の選択肢にも気づくことができました。
もちろん、誰かの経験が、そのまま自分のケースに当てはまるわけではありません。
それでも、情報を集めることで、今まで見えていなかった選択肢に気づくことがあります。
そして、第三者に相談してみる。
家族の介護を経験した友人や仕事関係の先輩方に時間をつくってもらい、今回の出来事について話を聞いてもらいました。
また、行政機関の相談窓口にも「こう説明されたのですが、どういうことなのでしょうか」と、聞いてみました。
大切なのは、誰かを疑うことではなく、自分と家族が納得して選択すること。
家族の病気や介護は、時間も気力も限られる中で、次々と判断を迫られます。
だからこそ、
「あれ?」
と思ったら、一度立ち止まることを、これからの人生でも忘れないようにしたい。
正直なところ、私は、できれば立ち止まりたくありません。
「そんな時間があるなら、今やるべきことを進めたい」
そう思ってしまいます。
それでも、ほんの少し立ち止まって調べたり、第三者に相談することで、見えていなかった選択肢に気づくことがありました。
その小さな立ち止まりが、家族にとって大切な選択につながることがあります。
私自身も、専門資格を持って仕事をする立場だからこそ、今回の経験を、自分自身の仕事に置き換えて考える機会にしたいと思っています。
2026.9.27