日々是好日

今日はどんな日 ユウコイモの徒然メモ

モノから解放されていく日々

最近、実家のクローゼット内のモノをたくさん処分して、心も家もずいぶんと身軽にすっきりしました。


分厚くて重たいアルバムを開き、写真を1枚ずつビリビリと剥がして整理していきます。

当時はフィルムカメラで撮影した後にフィルムを写真屋さんに持っていき、現像してもらうまで、どんな写真ができあがるのかわかりませんでした。
古いアルバムの中に隠れて~想い出がいっぱい♪(H2O)

写真をアルバムから剥がしていく過程でこれまでのたくさんの出会いや思い出に感謝の気持ちが湧いてきます。今まで本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

 

さて、片付けに戻ります。

何が入っているのかわからない段ボールを目の前にして、「何をこんなに大事に奥にしまっていたんだろう?」とおそるおそる開けてみます。すると、段ボールの中から出てくるのは、まるで遺跡発掘のように時代を超えた「モノ」たち。

MDディスク(MiniDisc)
スライドプロジェクター用のカラーリバーサルフィルム
VHSビデオテープ 
フロッピーディスク
韓国にいたときの携帯電話 2000年頃
ポケットボード(妹が使っていたもの)

プレーヤーがもう無いので中身を見ることはできないのはよかった!片付けが捗ります。

今ではまるで博物館に飾られていそうなモノたちですね。



そして、衣類。
デザイン的にもう着ることはないと分かっているのに、なかなか手放せないものがありました。

1990年ごろのダウンジャケット。30年以上経った今でも、驚くほどボリューミーなダウンの詰まり具合。長年しまい込まれていたにもかかわらず、しっかりとしたフォルムを保っていてついつい見とれてしまうほどでした。昔の衣類は本当に丁寧に作られていたと改めて感じます。

そんな悩ましい一着、皆さんのクローゼットにも眠っていませんか?


このダウンジャケットちゃんの行き先をやっと見つけることができました。

<羽毛のリサイクル>
Green Down Project | グリーンダウンプロジェクト | 羽毛が変われば、世界が変わる。 (gdp.or.jp)

きれいに生まれ変わって次のオーナーさんにも大切にしてもらってね。

2024.09.10

専門家としての責任と信頼:市役所での相談体験

市役所で行われる無料相談に付き添いとして同席しました。相談内容は税に関するもので、相談者が知りたかった制度や、必要な手続きについて詳しく教えていただきました。さらに、専門の先生に依頼すると数十万円かかる可能性があることや、相談者自身でも対応できる内容であることを、分かりやすく説明してもらいました。

私は行政書士として活動しており、時には市役所で相談員としての役割を担うこともあります。今回の体験は、私自身の士業としてのあり方を再確認する貴重な機会となりました。公的な制度・支援や公的機関の活用方法をしっかりと示し、相談者の希望に応じた対応ができることを改めて実感し再確認することができました。

中には、相談者から依頼を受けるため(報酬を得るため)に公的機関による支援の存在や活用方法をあえて説明しない専門家もいると聞きます。もちろん、専門家としての知識や経験を提供することには大きな価値があり、依頼者にとってもメリットが多いのは事実です。その一方で、相談者の状況やご意向をお聞きした上で相談者がご自身でできることについても適切な情報を提供することが、相談者のためにはもちろんのこと、信頼関係を築く上でも大切だと私は考えています。

今回、相談者が自分でできる部分については、公的機関に予約をして直接出向くことで費用を抑えて確実に目的を達成できることを丁寧に案内してくれたことは、非常に参考になりました。今後も、相談者の状況に応じた最適なアドバイスを提供し、相談者が安心して手続きに臨んでご自身の目的を達成できるようサポートしていて行きたいと強く感じています。
2024.08.14

久しぶりの海外

ベトナムハノイに行ってきました。最後に海外に行ったのは、2019年初めに友人を訪ねてマレーシアに行った時。それ以来、新型コロナウイルスの影響で海外渡航が難しくなり、さらに行政書士として仕事をし始めてから初めての海外、そして初めてのベトナムでもありました。

ベトナムに行ってみたいという気持ちは、行政書士になってすぐに抱いていました。ベトナムの方々の在留資格手続きに関わることが多いので、ベトナムの文化や実際の生活を肌で感じたいと思っていたのです。今年2月に参加したJETRO主催セミナーのグループワークで「今年の目標の1つはベトナムに行くこと」と発表したほどでしたので、その目標が実現でき、もう今年1年が終わったような気分でもあります。

今回の渡航はまた、普段お仕事でお世話になっている方々とご一緒する機会にも恵まれました。ベトナムに関することだけでなく、日常の様々な知識や経験を共有していただき、有意義な時間を一緒に過ごさせていただきました。

日本の平均年齢48.4歳に対してベトナムの平均年齢は32.5歳(国連推計による2020年時点)この若さと活気にあふれるベトナムの現状が非常に印象的でした。円安の影響もあり、外国からわざわざ日本に来るメリットが薄れているにもかかわらず、日本に興味を持ち、日本で働きたいと願う学生たちがまだいること、そして一生懸命に日本語を勉強している姿を目の当たりにしました。その熱意に触れ、私も自分の人生や仕事に対して再び頑張ろうという気持ちになることができました。

そして、ベトナム料理がこれまで以上に好きになりました。次はいつ行けるかな。

2024.07.23

紙資料のデータ化で空間と心をスッキリ

研修やセミナー等の紙資料、郵送で届くお知らせやチラシ類。そのままにしておくと、作業スペースがいつの間にか紙で埋もれてしまいます。

まず、紙資料の中で再度見る可能性があるものは、お気に入りのスキャナーを活用するとあっという間に大量の紙資料が電子化できます。

次に、電子化した後の紙資料を処分します。ただ捨てるだけではなく、まず外部に出てはいけない情報とそうでないものに分けます。個人情報が含まれる書類は、シュレッダーを使って確実に処分します。それ以外のものは、資源ごみに回して、お部屋と心がスッキリ!

処分する紙が多いので、紙のものを他の方に渡すことについて、更に気をつけるようになりました。具体的には、お伝えしたい内容を紙資料でお渡しすると、お渡しした相手が後で処分に困る可能性がありますので、お相手の状態と環境を確認して(ここが悩ましい)、可能な限り事前または事後にデータ形式での共有を心がけたいと思います。そうすることで、相手にも不必要な負担をかけずに済み、地球環境への配慮を実現しながら効率的な情報共有が可能となります。

過去の思い出の品々も整理を進めています。古い写真はスキャンしてデジタルアルバムに保存し、手紙類もスキャナーで取り込んでPDFファイルにまとめます。こうすることで、大切な思い出を失うことなく、物理的なスペースを確保することができます。

スキャナー大活躍

この作業は、単に物理的なスペースを確保するだけでなく、心の中もスッキリさせることができます。仕事の合間に、ストレッチと合わせて新たに作業スペースに出現した紙資料を分類、データ化し、速やかに処分することで、快適な空間を維持していきたいと思っています。

2024.07.02

墓じまいについて その8 始動

数年前から気になっていた墓じまい(お墓の引越し)、いよいよ動くときが来ました。

母は手続き申請の類は面倒くさくて一切見たくないとのことですが、私のほうは手続き書類を見ると一気に仕事モード。自分のことではなくて「仕事」だと思うと自然と身体が動いていきます。
関係各所に問い合わせをしながら、思っていたよりも手続きが容易だとわかると心が楽になりました。

普段お仕事でご相談をお受けする立場が多いのですが、お話の時間が終わるときに相談者さまが「来てよかった、楽になった」とよく仰います。相談者さまが仰る「楽になった」はこの、不安がなくなった気持ちのことだろうと体感することもできました。

無事に終わるまで、気づいたことなどをこちらでお話していきたいと思っています。
2024.06.08

任意とは

任意とは、辞書によると[名・形動]思いのままにまかせること。その人の自由意志にまかせること。また、そのさま。

とあるけれど、日本の社会では「これは任意です」と予めアナウンスがある場合、強制できない不都合な事情があって強制はできないけれど、実態は「強制」であることが多い。

「任意です」という言葉を聞いて思い出すものの中に、マスク着用、勤務時間外の飲み会、PTAの加入、自治会・町内会、運転免許を取得した後に勧誘をうける〇〇協会があります。マイナンバーカード取得も任意ですね。

最近、私は、とある場所で「加入は任意です」という言葉を文字通りに捉えて、「加入しない」意思表示をして特別な?貴重な?体験をしました。思い返すとその「会」は説明の中で繰り返し「加入は任意です」と言っていた。何度も「任意です」が登場したということは、強制度が高いということ。

「任意」には注意。日本の社会、日本語って難しい。

2024.06.17

モノを増やすことよりも減らすほうが何倍か大変

2022年4月頃から使っていたiPad mini6とApplePencilちゃんとお別れしました。お別れの決断前は常にスマホ・iPad mini6・ノートパソコンの3つを常に持ち歩き、荷物が重い状態が続いていました。
振り返るとiPad mini6購入目的は①20222年4月から始まった公共機関での相談応対のお仕事と②日本カルチャーレッスンのお仕事でした。①のお仕事では、相談応対の席に私のノートパソコンを持ち込むと大きすぎて圧迫感があるかもしれないと思ったこと。②のレッスンでは教材をiPad miniの画面で映すことができれば、教材を紙化する必要がなくなって良いだろう、ApplePencilがあると文字を書き表すのに便利だろうというものでした。
しかし、①のお仕事で私のノートパソコン(Lenovo X1carbon)が大きすぎることはなく、また、私はスマホタブレット画面での操作が苦手(手先が不器用)で、物理キーボード(ハードウェアキーボード)が好き。結果、外出時にiPad miniだけでは安心できず、iPad miniとノートパソコンを両方持つようになりました。そう、結局のところ、iPad miniを使いこなせなかったということですね。
iPadの「mini」にしたのは持ち運びが楽なサイズだからでしたが、②のレッスンでは、miniでは画面が小さくて物足りなく感じるようになり、ノートパソコンの画面をそのまま学習者さんたちにお見せしたりモバイルモニターを使ったりするようになりました。

iPad miniを手放した今は①②ともにノートパソコンをフル活用しています。荷物が減って良かったのですが、iPad mini6とのお別れの決断まではうじうじと迷いました。使わないモノなのになぜか手放したくないという執着。不要物を処分していかないとどんどんモノが増えて困ります。要るものと要らないものとさっさっさっと切り分けできればいいのですが、私は、今回のiPad miniに限らず、不要物を処分する時は買う時よりも労力を費やします。皆さんはいかがでしょうか。
2024.06.15

本日の数字 DVの相談先

DVについて講義を受ける機会がありました。DVは一般的には「配偶者からの暴力」の意味で使われ、この「配偶者」には事実婚、元配偶者、同居・元同居の交際相手が含まれます。性別は問いません。暴力の形態には、身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力があり、これらの暴力が複合的に起こっていることも多いといいます。被害の実例を聞き、困っている方は少なくないのではないかと思いました。

本日の数字
男女間における暴力に関する調査報告書(令和3年3月 内閣府男女共同参画局)の中から「配偶者からの暴力の相談先」と「相談しなかった理由」について

・配偶者からの暴力の相談先
相談先をみると「家族や親戚に相談した」 25.3%
「友人・知人に相談した」24.7%
などとなっているなかで
一番多いのは「どこ(だれ)にも相談しなかった」47.4%

・相談しなかった理由
「相談するほどのことではないと思ったから」47.8%
「自分にも悪いところがあると思ったから」32.6%
「相談してもむだだと思ったから」23.6%
「自分さえがまんすれば、なんとかこのままやっていけると思ったから」20.3%
などです。

「配偶者からの暴力」の被害者の多くの場合が女性です。なぜ被害者は逃げないのか、なぜ加害者は暴力をふるうのか、当事者の言い分をみていくと「支配関係」は根深い問題で、その背後に社会における男女の不平等(賃金格差 他)の構造があるということを考えさせられます。

暴力をふるう加害者について、一定のタイプはなく、年齢、学歴、職種、年収に関係がないといわれます。人当たりが良く、社会的信用もあり、周囲の人からは「家で妻に対して暴力を振るっているとは想像できない」と思われている人もいるといいます。(DV 暴力の特徴 | 内閣府男女共同参画局) より

DV被害者が外国人であってもDV防止法の対象となります。シェルター入所状況について国籍別にみると外国籍の方の割合が11.7%を占めています。(千葉県の女性サポートセンター業務実績より)
出入国在留管理庁におけるDV事案に係る措置要領について→こちら

被害者を支援する相談機関の説明と連絡先一覧
行政機関(国や地方自治体など)はDVを構造的問題として捉えてプライバシー保護、安全確保の優先、被害者の意思の尊重を大切に、関係機関が連携してDV被害者の方への支援を行っています。

2024.5.25

交通ルール de(で)漢字

3月のレッスンは「交通ルールとあわせて漢字を覚えよう」です。
日本語能力検定5級(N5)に合格し、次は4級(N4)に挑戦したい。原付免許・自動車免許を取りたい。両方の目標に向けて、交通ルールを覚えながら知っている漢字を増やしてほしい。レッスン内容業務に直結するものの他、生活面の内容を取り入れるのは、異国の地、日本での生活に不安が無くなって安心感が増すと仕事に注げるエネジーも意欲も向上するという考え方からです。
ひとりひとりの中にある”知ることが楽しくなるスイッチ"を見つけてそのスイッチをONにしたい。移動中、レッスンの材料に良さそうなものを見つけるとすぐ撮影してスマホに収めます。右、左、禁止、可、自転車、自動車、原付、徐行、左折、右折、進入、止まれ、専用、優先、横断、歩行者・・・標識に出てくる漢字は必ず覚えてほしい。

授業の材料

2024.04.27



You are an Expert of Japan.

2月のレッスンは「これを知っていたら日本通(にほんつう)」と題して、日本での食事マナー、お箸でこれはNG!を紹介しました。

同じ国の仲間内や家族との食事の時には気にしなくてもよいけれど、日本での生活が長くなるにつれて職場の外でも今後いろんな場面で日本人と食事をすることもあるでしょう。そのような時に日本での最低限の食事ルールを知っていてほしいという経営者様の想いがありました。「知っている」と「知らない」の違いは大きいことでしょう。今後の人との出会いやその先の幸せを想う気持ちに私も深く共感してレッスンをつくりました。

レッスン内容を組み立てる際には私も自らの食事マナーとお箸のルールを見直しました。「お箸でこれはダメ」を実施して紹介しようと、ふと自分のお箸を見るとお箸の塗りが剥げているのを発見。「お箸の補修」を検索すると対応してもらえそうなお店が沢山見つかりました。お箸が補修のために出張している間は友人からプレゼントで頂いたこれもまた素敵なお箸で食事を楽しみたいと思います。

レッスンでは自国での食事マナーについても紹介してもらいました。いくつかを教えてもらった中で「周りの自然の動物にも食べ物を分ける」というものがありました。これは私が子どもだった頃に祖父母宅で見て経験していたこと。忘れかけていたことを思い出させてもらいました。日本での「お箸でこれはダメ」の紹介では、代表例である「箸渡し」のときに「これはやったことない」「できない」という声が聞かれました。確かに、これはお箸使いに慣れた方でないと難しいですね。
2024.03.05