外国人の方を雇用するためには、適正な在留手続きを行うことが重要な業務の一つです。
しかし、外国人の方が日本で安心して働き続けるためには、在留資格の手続きだけでは十分ではありません。
母国とは異なる環境で生活する中で感じる不安を取り除き、安心して働ける環境を整えることも、企業様にとって大切な取り組みの一つだと考えています。
私は、ご契約いただいている企業様とともに、関係する外国人の方の病院や役所への付き添い、時には空港送迎など、生活面でのサポートを行っています。
こうした支援を行う理由には、私自身の海外勤務の経験があります。
当時、私は現地の就業先企業の方々にさまざまなサポートをしていただきました。言葉や文化が異なる環境で助けてもらえたことで、安心して業務に集中できたことは今でも強く印象に残っています。
先日は、外国人の方の病院受診に付き添いました。その日はお子さんも一緒でした。
待ち時間に話をしていると、「漢字が苦手だから、もっと勉強したい」と話してくれました。そこでいくつか漢字クイズを出してみました。
すると、彼女の住んでいる住所に含まれる漢字の話になりました。
「昔、このあたりは○○○だったから、この漢字が使われているんだよ。」
そう説明すると、彼女は目を輝かせながら、
「えっ?そうなの!?」
と驚いた様子でした。
漢字をただ覚えるのは大変ですが、地名の由来や思い出と結び付くと記憶に残りやすいものです。これは日本人でも同じですね。
小さなきっかけでしたが、こうした発見や人との関わりの積み重ねが、彼女の日本での生活の支えになればと思います。
そして、これから日本や母国、そして世界で活躍する人になってくれたら嬉しいです。
外国人雇用は、採用や在留資格の手続きがゴールではありません。
生活面の相談や日本でのルールの理解、日々のコミュニケーションなどを通じて、安心して働き続けられる環境を整えることが、企業にとっても人材の定着や活躍につながります。
2026.6.25