日々是好日

今日はどんな日 行政書士ユウコの徒然メモ

職業病 在留資格はなあに

建設現場、飲食店、スーパー等々で、働く外国人の方を見かけると「あの方の在留資格は○○かな、または○○だろう」と、つい考えてしまうのは行政書士あるあるで、そんな自分には慣れたのですが、今日は新聞を読んでいるとき。外国から来て日本で活躍している方を紹介するコーナー「日本語を学び始めたのはいついつで・・日本に来たのは○○歳の時で最初は外国語の講師として働きましたが、もっと日本の伝統文化に触れたいと思って○○のアルバイトを見つけて応募し、その後○○県の△△に弟子入りして修行を積みました。今は・・」と、日本に興味を持って遠い国から来日し、現在は日本の伝統を未来に繋ぐすばらしい活動をされている文章に触れているにもかかわらず、この方の来日時の在留資格は語学講師だと○○で、その後のアルバイトの時の在留資格は何だろう?そして△△に弟子入りした時の在留資格は?等と考えている自分に気づいたときに職業病の進行を自覚して複雑な気持ちになったのでした。

前回、年末に実施した外国人のための防災ハンドブックを使ってのレッスンは、日本での緊急電話を知ってもらうだけでなく、思っていた以上に初級にほんごを実践するよい場面設定となりました。
・自分の名前をはっきり伝える
・火事か救急か(どうして電話をしているかを電話の相手に伝える)
・人が倒れている場合は人の説明、どんな状態かをいう
・どこから電話をかけているのか?住所をいう、住所がわからない時は近くに見える建物の名前をいう。「○○のとなりです」「○○の近くです」等
・自分で電話ができない場合(説明が難しい場合)は近くの人に声をかけて助けてもらう 「たすけてください」「きてください」と大きな声でいう

ロールプレイの時間にはこんな時はどうしよう?と沢山の質問をもらい、火事や倒れている人を見かけたら何とかしたい、助けたいという真剣な気持ちが強く伝わってきました。「○○の近くです」と建物の名前(小学校、中学校、銀行、駅、公園、スーパーの名前)の単語もスムーズに出てきたように感じられました。
2024.1.21