日々是好日

今日はどんな日 行政書士ユウコの徒然メモ

人生には終わりがあること

大正生まれの祖母が95歳で亡くなり秋風にのって天国に旅立ちました。

「私の娘時代は戦争で大変だった。みな兵隊で戦争に行ってしまって若い人(男性)がいなかった。今の時代はいいねえ。ゆうこは好きな人がいるの?どんな人がいいの?私は二枚目が好きだよ。(テレビを横目で見て掃除しながら)〇〇とか△△はハンサムだねえ。私は好きよ。□□もいい男だねえ。・・・つづく」とまるで少女のように目を輝かせて話している姿が可愛らしい祖母でした。

週末の金曜日に通夜、土曜日に葬儀、桐ケ谷斎場で火葬を終えた後、御食事会の席で御坊さんが話してくださったことも忘れないうちに書き留めておきたいと思います。

年齢順に亡くなるのではありません。昨日まで元気だったのに、つい先日会ったばかりで元気そうだったのに、という話を葬儀の場でよく耳にします。95年を生きることは大変なことです。故人(祖母)は人生95年を生き抜いて、楽しいことや嬉しいことよりも悲しいことや辛いこともたくさんあったことでしょう。人は他人に迷惑をかけてはならないと教えられて育つが、人はひとりでは生きられない。人生とは人に迷惑をかけてばかりだ。故人は人生を終えて皆にありがとうと語りかけている。最後に骨になった姿を皆に見せて人生とは何かを教えてくれている。限られた人生を有難く感謝しながら生きるということを教えてくれているのです。

「祖母が皆にありがとうと語りかけている」

私は祖母にありがとうと伝えたけれど、祖母も同じように思ってくれていると思うと、涙が出そうになる自分がいました。一緒に過ごした時間が少しでも楽しい時間の中にカウントされていると嬉しいな。

さて、頭を行政書士に切り替えますと、死亡後の役所の手続き代行は行政書士の業務でもあります。今回喪主である叔父を側で見ていて、大事な人が亡くなって辛い時にしなければならないことが多いとつくづく感じました。葬儀や火葬、埋葬、届出・手続きについて少しずつ書いていきたいと思います。

2020.10.4