日々是好日

今日はどんな日 行政書士ユウコの徒然メモ

中小企業におけるメンタルヘルスセミナーにて

中小企業の人材不足・職場定着・労務管理について参考にしたいとオンラインで参加した「中小企業におけるメンタルヘルス」のセミナーの中で、偶然にも技能実習生を受け入れている企業の方のお話をお聞きすることができました。外国人雇用関連のセミナーではないところで実例をお聞きできたのは私にとっては嬉しいことでした。途中、電話応対が入ったりと聞き逃してしまったところがありましたが・・
~以下私が聞き取った内容要約~
質疑応答のコーナーで;技能実習生の受入れについては、労働者ではなく留学生やホームステイを受け入れる気持ちでいる。せっかく日本に来たのだから日本の風習に触れてもらいたいと思って地域のお祭りへの参加、タイミングが合えば二十歳の集い等の行事に参加してもらっている。メンタル面のケアについて、技能実習生ならではのケア方法と言えば、母国語で話せるとホッとすると思うので、間に入ってくれているところにお願いして(監理団体という言葉は出なかったが監理団体かなと思います)母国語で「日本で何に困っているのか」の本質を聞いてもらっている。出てきた困りごとについては、事業活動としてのメリットデメリットに関係なく聞いて、会社として何ができるかを考えている。
~ここまで~

お聞きしながら安堵の気持ちが胸に広がり、涙も出そうになりました(えっ、ここで涙?と自分でも驚くのですが、感受性が強めのようです)。このセミナーは外国人雇用関連の内容ではないので、お話されていた人事担当の方にとって「技能実習生」に関する質問はおそらく想定外、ありのままをお話されているのがわかったのでなおさらです。

技能実習制度は制度の趣旨と実態がかけ離れていることから問題点が多く、流れてくるニュースの中には日本人の人権意識はどうなっているのだろうか?と思わされるものも多くありますが、この会社さんのように人ととして、会社として、人事担当として当たり前の取り組みを当たり前に行っている企業さんも多いのです。私がお仕事でお世話になってる企業様もこの会社さんと同様、大人として当たり前の人権意識を持ち合わせ、外国人従業員にはできるだけ日本の文化に触れてほしいと日々行動されている方々ばかりです。
2023.10.10